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麗羅の館XLⅥ


第三話:今泉陽菜
28

腰まで届く長い髪を乾かし、肌のお手入れをする、そして薄いピンクのルージュを塗る。
下着などの無粋なものは身に着けないまま薄いピンクの寝具を羽織る、前開きのネグリジェだ。
同じくピンクのスリッパを履き、彼の待つ寝室へと向かう。
ブラジャーで支えていない豊満な乳房が揺れる、膝丈のネグリジェが乳首を刺激していた。
その刺激で官能は昂ぶり、処女でありながら経験豊かな娼婦のような気持ちになっている。
“まずはおフェラから始めよう”とか“造られたヴァージンを失うって…どんな感じかしら?”などと勝手に想像する。

寝室までの短い廊下でアタシは少女から女に変わっていく。
新しく女性の臓器が移植されてもアタシは元男なのだ、子供を産める身体になってもアタシは元男なのだ。
そのことを胸に収め、寝室に入っていった。

ベッドには半年前、睦み会った懐かしい身体が横たわっている。
下半身は隠しているが、陽根はいきり立っているのが分かる。
アタシを見るなり彼はアタシを手招きする。

陽菜・・・おお・・陽菜が蘇えった・・・ありがとう・・・ありがとう、麗羅お嬢・・・」

薄暗い寝室の中で彼の涙が見て取れる、 “それほどまでにこの人はあの陽菜を愛していた” のかと少々嫉妬していた。
“所詮アタシは代替え品なのか” と思いながらもこの人に愛してもらうしかない立場に苛立ちを感じる。
それでもアタシは訴えるような眼差しで彼を見つめ、彼を誘発する。

アタシの思惑通り彼はアタシを抱き寄せ、愛の籠った接吻をする。
舌と舌が絡み合い、お互いの唾液を吸い合う。
彼の口の中からは甘い匂いがした・・・
以前はヤニ臭さが口の中に広がったが・・・

「んん・・・んんっんん・・・あふぅ・・・甘いわぁ・・・前とは・・・」
「・・・禁煙してるんだ・・・前は一日百五十本のヘビースモーカーだったが・・・急に命が欲しくなってな・・・お前菜穂もために・・・生きようと思ってな・・・ありがとう、陽菜・・・俺に生きがいを与えてくれた・・・」
「・・・アタシは・・・アタシは“陽菜さん”の代用品なの・・・」
「・・・心苦しいが・・・今はそうだ・・・ “陽菜” を亡くし、菜穂があんなふうになって・・・俺が意気消沈していた時、麗羅お嬢が言うんだ・・・“待っていなさい・・・陽菜さんを黄泉替えさせてあげるわ、男を女に変えてね・・・女の陽菜化は・・・女は妻、母に胡坐を掻くの・・・いつでも女でありたいというニューハーフのほうがいいわ・・・勿論、あたしの技術の粋を駆使して出産も可能な女を作り上げるわ・・・待っていなさい、横田・・・”って言うんだ・・・そして俺は三か月前・・・まだお前が性転換したての時、俺は麗羅お嬢に無理を言ったんだ・・・一度、陽菜に会わせてくれと・・・だが、会ってみて・・・がっかりはしなかったが・・・まるで黒子一つもないアンドロイドのようなお前を見て・・・失望したのも事実だ・・・だが・・・今のお前は完全な “陽菜” だ・・・黒子もよみがえり、肌も若くなり、あの陽菜と出会った時の若々しい身体だ・・・申し訳ないが、後は菜穂の判断だけだ・・・菜穂お前を母と認めればお前は俺の妻、陽菜・・・そうでなくっても・・・愛人として、一生の面倒を見てやる・・・」
「・・・・・・・」

耳下の首筋を愛撫されているうちに、彼の手はネグリジェの胸のボタンを外し、乳房、乳首を揉み解していた。
うなじの愛撫で官能を高ぶらせていたアタシは更に淫欲を高ぶらせ、彼に全身を任せている。
彼の舌はうなじから乳首に移り、チロチロと舐めまわしていた。
片方の乳首を責められていると同時にもう片方は揉み解されている、そして官能の昂ぶりは女であることへの悦びでもあった。

彼の空いた片手はアタシのできたばかりの女淫に迫り、優しいタッチで触れている。
アタシは恍惚に満ちた顔をしているに違いない、なぜなら以前とは違う快楽に溺れていたからだった。
女性ホルモンの投与で身体の女体化で男の時とは違う快楽を得ていた、また、性転換してさらに快楽は高まった。
だが、それよりも完全な女性になった今は、少し触れられただけでも昇天してしまうほど敏感な身体になっていたのだった。

処女膜を付けられ、処女のように振る舞っても身体は以前の官能を知っている。
割れ目を撫ぜられて、指を入れられたら処女膣は自然に締め付けてしまう。
さらにクリトリスを触れられれば身体を弓ぞりにして快楽を受け止めている。
そして、彼の淫棒を容易に受け止めるため膣の中から淫液を垂れ流すのだった。

アタシの膣が十分濡れた頃、彼の陽根の挿入を受ける、激しい痛みが造られた膣に走る。
二度目の処女喪失だった、二度とも彼に処女を捧げるとこができる、それを思うと感慨で喪失の痛みなど耐えられるのだ。
だが、あまりの痛みはアタシの口から呻きを漏らしてしまう。

「・・・痛・・・い・・・むむむ・・・あふん・・・ああぁ・・・」

言うまいと思っていた“痛い”という言葉が漏れる、しかし彼は淫棒の摩擦を止めない、止めないどころかさらに激しい摩擦を加えるのだった。

“グチュグチュ・・・パンパンパン・・・”

彼の腰がアタシの股間に当たる卑猥な音がする。
突かれるたびにアタシの身体は仰け反り、彼の淫棒の爆発を待っていた。

なんど処女膣に摩擦を受けただろうか、やがて彼の淫棒が膨らみ熱い精液を膣内に、子宮に注がれるのだった。
その時、子宮に“ビクン”とした衝撃を受ける、何の衝撃かは分からない、なにしろ、子宮というものに精液を受けとめるのは初めてだった。

彼の淫棒がアタシから抜かれ、膣口はアタシの愛液、彼の精液、そして破瓜の血が混ざった粘液が染み出ている。
淫棒が抜かれたと言ってもアタシの膣にはまだ刺さったままの感触がある。
粘膜をティシュペーパーで拭っても拭っても破瓜の血は止まらない、その破瓜の血に興奮した彼は再びアタシの膣に淫棒を差し込むのだった。

彼のカリとアタシの膣壁がこすれるたびにアタシの膣は彼の淫棒を締め付ける。
アタシは喘ぎ、彼は呻くような声を上げる、まさに淫獣同士の営みだった。
メスの淫獣は恍惚に酔いしれている、オスの淫獣はひたすら淫棒を射精のため抜き差ししている。
やがてオスの淫獣から再び精液を受け取り、メスの淫獣は白目をむき失神するのだった。

オスは淫棒をメスの膣から抜かないまま、次の高まりを待つ、メスは入れられた淫棒を締め付ける。
その締め付けはやがてオスの淫欲を誘うのだった。

一晩に何度彼の愛を受け止めたのだろう・・・・
気が付けば朝日を通り越し、昼間の日をベッドの上で浴びていた。
朝食は?・・・
もう終わっているに違いない・・・・
初夜の夜に逝きすぎて彼との朝食をともにできないなんて・・・

メイドの顔をまともに見れないアタシはそっとシャワーを浴びていた。
処女を捧げ、たくさんの愛を彼から受け止めたアタシの女からドクドクと愛液が溢れ出てくる。
シャワーで洗っても洗ってもなかなか止まらない、濡れた長い髪はアタシの身体を冷やし、再び頭からお湯を被る。

適温にした湯船に浸かると・・・
アタシの身体に安息の時が来る。

“・・・処女って・・・喪失って・・・痛いわ・・・でもあの最後の感覚って・・・アタシ、気を遣ったのかしら?・・・”

その恥かしさにアタシは顔を赤らめ、湯船から出た。

更衣室で髪にタオルを巻き、バスローブを着て・・・
そのまま化粧室に向かう・・・

濡れた髪にドライアーを当てると・・・
サラサラの長い髪が蘇えってくる・・・

昼食のための衣装を決め、アタシは本格的なメイクに挑む。
まだ染めていない漆黒の長い髪をアップに纏め、和服を着始めたのだった。
着付けは裕美さんから何度も教わっている、また、そのメイクも・・・

顔は童顔だったが出来上がったアタシの姿は“極道の妻”にふさわしい和服姿だった。
この姿に彼はどんな反応をするのだろうという期待と不安の入り混じった面持ちで彼を食事処で待っているアタシだった。

十二時になり、彼が食事処に姿を現した、アタシは軽く会釈をし、彼が席に着くのを待つ・・・
その前に彼の“ん?”という表情を見逃さなかったアタシだった。

何の会話もない黙々と食べる昼食だった。
そして食べ終わるときを機に彼はアタシにこういうのだった。

陽菜・・・その服装は・・・お前には似合っていない・・・お前は俺に気を使ったかもしれないが・・・お前はやはり、可愛い女の子でいてくれ・・・キャピキャピの女の子で居てくれ・・・それが俺の願いだ・・・俺の職業などどうでもいい・・・お前が“極妻”になる必要はない・・・」
「・・・・・」
“あの陽菜” はキャピキャピの女の子で俺と出会い、女の子のまま菜穂を産み、女の子のまま逝ってしまったんだ・・・俺は・・・俺は女の子の陽菜を愛していた・・・お前も女の子で居てくれ・・・」
「・・・はい・・・アタシも・・・そのほうが楽です・・・では、毎日、ヒラヒラのミニスカで過ごします・・・うふっ・・」
「うん・・・それでいい・・」
「・・・でもぉ・・・ちょっと・・・伺いたいことが・・・」
「なんだ?・・・言ってみろ」
「・・・実は・・・あのメイドさんたち・・・」
「ん?・・・なんだ?・・・あのメイドたちと俺が淫行を・・・・と、疑ってるのか?・・」
「・・・・」

アタシは言葉を出さずにコックリと頷いたのだった。

「くくくっ・・・あのメイドはなぁ・・・可愛い若い組員の女装だ・・・男の娘だ・・・お前も嫉妬するくらいの可愛い男だ・・・」
「ええぇ・・・じゃあ・・・」
「ああ・・・勿論、お前の心配する淫行なんてない・・・パンツを脱げばチンボが顔を出す・・・俺は男を抱く趣味はない・・・お前のような本物の女の子でしか俺のチンボは大きくならない・・・」
「・・・・・・」
「まぁ・・・お前も元男だったが、 “あの陽菜” に顔が酷似しているせいかもしれない・・・性転換したてのお前を見た時、俺のチンポは欲情していた・・・お前に欲情してたんだ・・・」
「・・・・・・」
「その時、お前を女と認め、お前が俺の所に来るのを心待ちにしていたのかもしれない・・・まぁ・・なんだ・・・それが俺に禁煙などという行為に走らせたのかもしれないな・・」
「・・・アタシ・・・アタシ、可愛いあなたの奥さんになります・・・末永く可愛がってください・・・」
「ああ・・・こちらこそ・・だ・・・今日というのもなんだから・・・明日でも菜穂に会いに行こう・・・いいな・・」
「はい・・・今日でもいいですよ・・・」
「まあ・・・今日は俺にも予定がある・・・明日でいい・・・」
「・・・はい・・・」

その日の夜・・・再び、彼に抱かれ・・・
女の感性を・・・女の悦びを身体に受け止めたアタシだった。
身体中が性感帯の女として・・・・

明けて、菜穂ちゃんに会いに行くことになった。
アタシは昨日とは違い、まるでティーンエジャーのような恰好をしていた。
大きな胸を強調するようなTシャツにヒラヒラの超ミニスカート、その上からピンク地のカーディガンを羽織り、髪はツインテールにしていた。
メイクもアイメイクに固執し、二十歳未満の女の子になっていたのだった。

こんな姿がアタシの望みだったかもしれない、旦那様が極道ということで少し背伸びをしていた。

“アタシは女として・・・女子高生から始めるんだわ・・・アタシは彼の可愛い幼な妻・・・”

そして、その日の午後、彼はアタシ菜穂ちゃんの入院している病院に連れて行ってくれた。
病院での彼はまるでVIP扱いで、こまごまとナースさんが世話をしてくれる。
アタシもそれに便乗し、菜穂ちゃんのママとして扱われていた。

広い大きな個室が見える、ここに菜穂ちゃんが入院しているみたいだった。
ノックもせずに彼はズカズカと部屋に入る、窓際にはまだ幼い女の子が窓の外を見ている。
菜穂ちゃんだ・・・なぜかアタシの胸はきゅんとなったのだ。
そして菜穂ちゃんアタシたちのほうに顔を向ける、その眼はまるで夢遊病者のような、うつろな眼をしていた。
その眼が次第に驚きの眼に変わり・・・

ママ・・・ママなの・・・」
「・・・ええ・・・そうよ・・・長いこと一人にさせてごめんね・・・もうこれからは貴女と一緒よ・・・いつまでもね・・・」
「嬉しい・・・ママ・・・お腹がすいたわ・・・何か食べさせて・・・」
「はいはい・・・先生の許しを得て・・・なにか食べに行きましょ・・・」

菜穂ちゃんアタシを母と疑わなかった、アタシ菜穂ちゃんの母親に成れたのだ、と同時に横田さんの愛人ではなく、妻に。

菜穂ちゃんは退院し・・・アタシたちのもとで毎日暮らしている。
アタシ菜穂ちゃんの母として充実感を浴びながら菜穂ちゃんと接していた。
長らく学校に通っていなかった菜穂ちゃんに勉強を教え、女の子としての教育も教えていた。
勿論、裕美さんの受け売りだが・・・

幸せ一敗のアタシに更なる喜びが・・・

かかりつけの医者に、麗羅先生妊娠三か月よ” と告げられた時、その頂点に達したのだった。

横田さんも喜んでくれ、菜穂ちゃんも“あたし、お姉ちゃんになるのね・・・嬉しい”と、アタシたちの子供を容認してくれたのだ。

“あああ・・・女の子になれてよかった・・・ありがとう、麗羅先生”

《完》

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プロフィール

megumi2001

Author:megumi2001
仕事・家事・執筆・・・・忙しく動いています
家事は・・・新彼と同棲中・・・・なので
更新、遅れ気味で・・・

長い目で見てください

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