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麗羅の館X X XⅤ


第三話:今泉陽菜
18

今日も放射線による女性化治療の放射線を浴びてきた。
もう何度目だろうか、兎に角全身がきしむように痛い、ギシギシと身体が音を立てているようだった。
さらに頭が割れるように痛い。
どんな効果があるのかは分からないが、放射線を浴びた後は一週間ほど痛みが消えなかった。
“どんな治療?” と麗羅先生に聞いても “そのうちわかるわよ” とはぐらされるだけだった。

痛みのためベットに横たわる日々が続いたため、俺の筋肉は削げ落ち、さらにその上から脂肪が付き始めたため、俺の身体は女の子のような体系へと替わっていった。
同時に投与されている女性ホルモンのせいでかもしれないが、乳房も大きくなり、もうブラジャーなしでは生活できないほどだった。

痛みが消えると俺はよろよろと歩き、浴室の鏡を見ることにしている。
そして映った自分の顔がどんどん変わっていくのに気付いたのだった。
あの写真の陽菜の顔に近づいている、髪こそまだ短いが雰囲気は陽菜だった。
さらに棚の物を取るにも、つま先立ちしなければ届かなくなっている。
あの長身の俺が小さくなっているのだ、喜ばしいことだが一抹の不安もある。
だが再び麗羅先生を信じることにした。
haruna14
そんな折、いつも俺の面倒を見てくれる裕美さんが部屋に入ってきてこう言うのだった。
「陽菜ちゃん、・・髪、伸びたね・・・もう少し長くしようか?」
「・・・・・」
確かに女を目指すようになってからは髪の毛は切っておらず、五センチくらいの長さになっていた。
だが女性のヘヤ―スタイルにするにはまだ短い、その上伸ばし放題なのでぼさぼさだった。
裕美さんの “もう少し長くしようか” という意味は分からなかったが、裕美さんは俺の返事を待たずにどんどんいろんな器具、道具を部屋の中に運び入れたのだった。
そして最後に持ってきたのは髪の塊、いつも付けている鬘ではない、およそ五十センチ程の髪の塊だった。
俺は散髪用のマントを付けられ、裕美さんは器用に鋏で俺の髪の毛を切り揃えていく。
折角伸ばそうと思っていた髪を切られることに物悲しさを感じたが、終わってみれば毛先を切りそろえただけだった。

「この髪はねぇ、あなたから採取したのを培養したものなの、これをあなたの髪に付けてあげるわ」
「・・・・」
「この接着剤は生殖性があって、あなたの髪に付けると同化するのよ・・・さあ、始めるわよ」
そう言うと裕美さんは俺の前髪の生え際に二センチくらいの幅の器具を手に作業を進めていったのだった。

二時間もすると俺の額からこめかみに斯けて二センチ幅の長い髪が生えていた。
さらに次の日は両方の耳の上あたりにも付けられ、次の日はうなじへと付けられていったのだ。
この作業は俺が痛みのないときに行われ、同時に無駄毛の永久脱毛も行われていた。
そして脱毛され毛もなくなった後の毛穴は収縮し、俺の肌をさらに細やかにしていった。

今日は顔が焼けるように熱く痛い、特に喉に過大な痛みを感じていた、前回は腰付近だった。
そして更に俺は顔を触らないようにと拘束衣着せられている。
しかしこの痛みが消えた時、俺は更に女に近づくのだという事実がこの痛みを耐えさせていた。

一週間くらいの拘束衣生活では食事などもまともに取れない、ベッドに固定されたまま点滴を打たれるだけだった。
麗羅先生と会うのはこの時くらいだ、脂汗を流しながら苦痛に歪む俺の顔を確認し、事務的な表情で俺の腕に点滴の針を刺すのだった。
そして俺を目が合った時、あの無表情だった顔が優しく微笑み、俺に声をかけたのだ。
「・・・我慢するのよ・・・今行っているのはあなたの全細胞を縮小しているの・・・そしてね・・・前回、今回は骨の細胞を消去して女の骨格に変えているの、彫刻するようにね・・・あなたの骨格は大きいから削るだけでほぼ女の骨格に造りかえれるわ・・・前回は骨盤、今回は頬骨、喉仏よ・・・他にもいろいろ行っているけどね・・・それから女性ホルモンと同時に飲んでいる薬は性染色体のyをXに変えているの・・・つまりXXを持つ女の性染色体にね・・・あと二回でこの放射線治療も終わるわ・・・その後、一か月位で体力を回復させ・・・あとは手術の連続だから・・・頑張るのよ・・・すべてが終わった時・・あなたは完全な女に代わっているわ」
「・・・・はい・・・完全な・・女性・・ですか?」
「そうよ・・完全な・・よ」
「完全なニューハーフ・・ですか・・・頑張ります」
「・・・・まぁ、いいわ・・・そういうことにしておきましょう」
麗羅先生はそう言い残し、微笑みを浮かべながら俺のそばを去ったいった。

全身の痛みが和らぎ、拘束衣を外された俺は裕美さんの肩を借りてでも浴室に入りたかった。
拘束衣生活では風呂も儘ならなかったので、まだ痛みの残る身体に鞭打って浴室へと向かったのだった。
そして脱衣室に備えてある鏡に映った俺の姿が目に入ったのだ、その俺の顔は頬こそこけているがまさにあの陽菜の顔だった。
更に痩せた上半身にはまた膨らんだ乳房が異様に大きく見えていた。
だがこの女の象徴である乳房を持ったことで俺の女になりたいという願望がまた一つ叶えられているように感じた。
34.jpg
「・・あら?・・またおっぱいが・・大きくなってる・・」

その時俺は自分の声がカン高くなっているのに気付いたのだった。
「あれ?・・・アタシの・・声・・・」
「そうよ・・こんなに大きいおっぱいがあるんだもの・・・声も可愛くないとね・・」
「あ~・・あ~・・あ~・・うふっ・・女の子の声になった・・それに喉仏もないわ」
俺は喉を摩りながら嬉しそうにそう呟やき、浴室に入ったのだった。
haruna15
一週間ぶりのシャワーに身体はすっきりし、自分の姿を確認したあとの心はうきうきしていた。
そしてまた植毛されている、このあとは永久脱毛と肌の手入れ、エステなのだ。
こんな女らしい生活にも満足していた、その生活も裕美さんあってのことだった。
裕美さんは俺につきっきりで世話をしてくれる、有り難いことだ、感謝してもしきれないことだった。

その裕美さんは手際よく起用に植毛してくれている、もう少しで全部植毛し終わる。
一日五千本くらいしかできなかったので二十日くらいの日数を要した、勿論、俺が痛みのためのたうちまわっているときはできない作業だ。
それが終わるということはあの照射も終わりをつげ、俺の身体が女のようになっていることを意味していた。
だが今穿いている黒いショーツの下にはまだ淫根がついているのだ、中身のない袋とともに。
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megumi2001

Author:megumi2001
仕事・家事・執筆・・・・忙しく動いています
家事は・・・新彼と同棲中・・・・なので
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