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麗羅の館Ⅹ

第二話:今宮紗希

翌日からの孝雄は、平静を装いながら、それでいて心の中は晴れやかな気分だった。
鮫島も学校では教師と生徒の関係を保ちながら、自宅に帰れば夕食を作ってくれる恋人がいる。
そして二人の約束事は、ウイークデイのお泊りはなし。
セックスは土日だけ。また、学校以外でも、孝雄は、女装。
セックスの場所は鮫島の部屋。孝雄の部屋だと、いつ母にこられるか分からないから、ということだった。
またお互いの呼び方は、洋一さんに紗希だった。
こんな秘めた付き合いの中でも、紗希の成績は一向に下がらなかった。
以前にくらべ、かなり忙しくなった紗希だったが、陰でかなり努力はしているのだろう。

こんな教師と生徒の関係は、紗希が高校三年になるまで続いた。
そして、紗希が新学期になったとき、鮫島は他校へ異動になってしまったのだ。
今の部屋からではとても通えきれず引っ越したのだった。しかし、それでもしばらくは、遠距離恋愛を続けていたが、そのうちに音信不通になり、三年の秋には、その関係も消滅していた。

しかし鮫島によって開発された紗希の身体は、男なしではいられないようになっていた。
男を求めて深夜の待ちをさ迷い歩いたこともあったが、なかなか鮫島のような男はいなかった。
容姿にこだわっているわけではない。ただ、ゲイの男は、なかなかいないということだった。
いや、結構いるかもしれないが、本人自身が気づいていないか、隠しているのかもしれない。
3人の男と性交渉はしたが、付き合うまでには至らなかった。
半年前からはじめたパソコンで、インターネットを通じて探しては見てはいるが、なかなか見つからない。
受験のほうも、そろそろ追い込みを掛けなければならない時期に来ていた。
最後にもう一度、鮫島に会っておこうかと思っていた。

紗希の住んでいる町から、電車を乗り継いで二時間ほどのところに鮫島の住んでいる町がある。
今日来ることは、鮫島には伝えてなかった。別に驚かそうだとか、そういう意味ではない。
ただ、あまり、昔付き合っていたということを強調したくはないという気持ちがあっただけだった。時も過ぎている。鮫島に恋人がいたって不思議はない。

冬の近づいている今、風も冷たくなって来ている。薄手のセーターにジャケット、チェックのミニスカート姿の紗希は、可憐な少女を装っていた。素肌の足元はローヒールのおとなしい靴を選んできた。
勿論タックも忘れていない。紗希はもともと、冬でもストッキングははかない。寒いがそのほうが、ミニスカートを穿いているという、実感が湧くという理由からだった。
身体にぴったりのセーターは、大きな胸を強調し、歩くときに大きく揺れる。
そうした他人へのアピールも近頃では、頻繁に行うにしていた。
高校二年の終わりに整形をして以来、整形は行っていないが女性ホルモンは、今でも続けている。
もっとも、これは、一生付きあわなければならないものだった。
その効果か、乳房はいまだに少しずつ大きくなっている。しかし、スタイルはまったく変わっておらず、また肌の手入れも毎日欠かさなかった。
これだけの努力をしていても、やっと同年代の女性と同じで、子供を産めない不完全な女性でしかない。
また、セックスにしてもアナルでしかできない。
このことも、恋人を探す上では困難なことだった。
そんな紗希は、別にセックスが目的ではないが、大学に合格したら性転換手術をしようと思っていた。
これは取り立て急ぐことではない。卒業までにできれば位の気持ちでいた。
完全に乳房の成長が止まってから、行おうと。

地図を見ながら鮫島のマンションを探していた。
遠距離恋愛中は、二人の住んでいるところの中間で会っていたので、初めて彼のマンションを訪れる。
わずかばかりのの商店街を抜けると、閑散とした風景が目に飛び込んできた。
首をかしげながら、探していた。マンションと呼べるような建物などなかった。
すれちがう人もまばらで、車も時折、走っている程度だった。
30分も探しただろうか、すると、2階建てのアパート風の建物に行き着いた。住所といい、そこに書かれている建物名といい、どうやらここらしい。
『マンション?・・・アパートじゃん・・・ったく・・・』
そんなことを呟きながら、紗希は鮫島の部屋の前に立っていた。
多少ためらいながら、チャイムを押す。なかなか返答がない。もう一度押す。返答がない。
『留守かなぁ・・・・』
と、そのとき、ドアーがあいた。そして、うっすらと伸びた髭ずらの鮫島が顔を出した。起きたばかりらしい。
が、紗希の顔を見ると急に驚いた顔になり、
「紗希・・??・」
「へへへ・・・きちゃった・・・」
「・・・どうしたんだ・・・・」
「ちょっとね・・・ねえ、はいっていい?」
「・・あっ・・ちょっと・・・・」
「・・・・彼女、いるの?・・・・いいわよ、いても・・・・歩き疲れちゃったから、中に入れて・・・」
と言うなり、鮫島を押しのけて、部屋の中に入っていった。
カーテンを引かれた南向きの部屋は、布団が敷かれ掛け布団が大きく膨れていた。
『誰かいる、・・・・彼女かな・・・・ま、いいか・・』
きょろきょろ見渡している紗希の後から鮫島がついて来た。なにやらおどおどしている。
紗希は、くすっと笑い、
「せんせ・・そこにいるの、彼女でしょ・・おーい、そこの彼女・・・出てきていいよぉー・・・」
紗希は、布団に向かって叫んでいた。
もこもこと布団が動き、ぬっと顔を出た子を見て、紗希は驚いた。以前の自分の酷似していたのだ。
整形する前の。そのわずかな時間の間に、頭の中を張り巡らし、考えあぐねた答えが、
「せんせ・・・・前のわたしがよかったの?・・整形する前の・・・」
「・・・そういうわけじゃあ・・・・」
「・・・・いいわよ、・・・久しぶりに会って・・・いじめるわけじゃあないから・・」
笑みを絶やさない紗希だったが、心の中は複雑だった。

顔を出した子の上半身が紗希の目に入った。胸がない。男の子だ。それでも、髪の毛はショートカットの女の子のようだった。
「せんせ・・シャワー、ある?」
「・・・・ああ、・・そこに・・・」
「そ・・・・・ねえ、きみ、・・・・・シャワー、浴びない?・・」
言葉を発することなく、少年はうなずいた。そして、背を向け、パンツを穿き始めた。
両腕で胸を隠すように、クロスさせ風呂場のほうに歩き始めた。それについていった紗希だった。
バスルームに入った少年のあとから、下着姿の紗希がつづく。温度調節をした少年は、お湯になるのを待っていた。そこへ下着をとった全裸の紗希が彼の前に姿を現した。
紗希の股間の小さなシンボルに驚いたようだったが、紗希はかまわず彼の手からノズルを譲り受け、温度を確かめ、彼にシャワーを掛け始めた。
「・・・ねぇ・・・きみ・・・なまえは・・」
「・・・・隆夫・・・」
紗希は、目を丸くした。しかし、何食わぬ顔をして、
「先生には、なんて呼ばれてるの?・・」
「・・・・早紀・・・」
これにも驚いた。
「・・・歳は?・・・」
矢継ぎ早ではないがゆっくりとした、紗希の質問に、早紀のほうも小さな声で答えていた。
「・・・14歳・・・」
「じゃあ・・・まだ中学なんだぁ・・・」
「・・・はい・・・」
「早紀って名前は?・・・・」
「よ・・あっ、・・・先生が・・・・」
「洋一さんでいいわよ・・・」
「・・・・・お姉さん・・・先生の・・・・」
「・・・ん、・・・昔のお友達・・・・」
「・・・男の人?・・・・」
「昔は・・・・」
逆質問にあっている。
「お姉さん・・・・綺麗ですね・・・」
「・・・君も綺麗になりたい?・・」
「・・・・うん、・・・いつも、先生に言われる・・・・」
「なんて・・・・」
「早紀は早紀でも紗希違いだって・・・・」
「・・・・そう・・ひどいね・・・」
「・・・どういう意味かなって・・・・・」
「・・・意味、分かった?・・・」
「・・・お姉さん、サキっていうんでしょ・・・」
「・・・ちがうよ・・・・」
「・・・・サキお姉さん、・・ぼ・・・わたし、綺麗になりたい・・・」
「・・・そう・・じゃあ・・やってみようか・・・・」
「・・・うん・・・」

紗希はバスルームを見渡していた。そこに洋一の髭剃りを見つけた。そこで紗希は、早紀の足にボディソープを塗り、あまり生えていなかったがすね毛を剃り始めた。
次に液毛を処理し、あまり濃くない髭もとりあえず、剃っておいた。
ビキニラインを丁寧も処理しショーツを穿かせてみた。
多少は剃り残した毛があったので、また処理する。
そんなことの繰り返しで、30分ほど風呂場にいた。
まだ幼さを感じさせる早紀に着替えに持ってきた紗希の下着をつけさせた。だが、ブラジャーは大きすぎた。
そこで紗希は、駅前まで買い物をしてくる間に、洋一の伸びた髭を抜いておくよう早紀に言いつけ、部屋を出て行った。

一時間ほどして、戻った紗希は大量の買い物をしてきた。
洋一の髭はまだすべて抜き終えていなかった。
そのまま早紀に抜かせておいて、紗希はビニールシートを敷きその上に洋一を横たえさせた。
仰向けに寝た洋一の顔に、覆いかぶさるようにして早紀は彼の髭を抜いていた。
紗希は投げ出された洋一の足のほうにいて、彼のすね毛を脱毛し始めた。
はさみで一定の長さに切りそろえたあと、そこに脱毛剤を塗っていた。
数分後に濡れたタオルでふき取る。するとそこだけ綺麗な無毛状態になっていた。
そんなことの繰り返しで洋一の足は、二時間もすると女性のように綺麗になっていた。
そのころには髭のほうも抜き終わり、いつもは青い髭剃り跡が目立つ洋一の顔はそのあとさえない綺麗なものになっていた。
両腕をあげさせ、液毛を早紀に抜かせている間、紗希は眉の毛を整えていた。
あらかじめ、ラインを書き、外れたころの毛を抜いている。
また二時間ほどかかり、できあがった洋一の顔を、彼に鏡でるよう催促した。そして、洋一は、
「げっ、・・・これじゃあ、学校に行けないよ・・・」
などといっていたが、次に何をされるのか分かっているらしく微笑んでいた。

洋一と早紀に下着をつけさせた紗希は、二人を見ていた。
洋一はともかく、早紀のほうはかなり少女っぽくになっている。
紗希の見立てもよく、下着のサイズも二人にはぴったりだった。
そして緩んだブラジャーの隙間に、柔らかいシリコンの人口乳房を入れさせた。
それは本物と間違えるほどの柔らかさを持ち、付けたに人もその重さを感じられるものだった。
すでに興奮している二人は、ペニスを勃起させていた。
それは小さなショーツからはみ出しているほどだった。
そして、パンストを穿かせ、さらにキャミソールをつけさせる。
スカートは洋一が、膝上10cmのタイト、早紀は、赤のレザーのマイクロミニ。
アウターのほうは肩幅の広い洋一は首周りが広いセーター、早紀は可愛い花柄のはいったピンク地のブラウスだった。

髭もすっかり抜き終え、無駄毛の処理が終わった洋一の顔に化粧をしている。早紀には真似してするよういってあった。
クレンジングから始まったこの化粧も、早一時間が過ぎようとしていた。
紗希は時折早紀をチェックしながら修正し、また洋一にメイクをするの繰り返しで、こんな時間になったのだった。
アイラインをいれ、ルージュを塗る。
あとは鬘だった。
洋一はソバージュのかかったロング、早紀は紗希と同じ背中の真ん中までのロングだった。
早紀はもともと可愛い顔立ちだったので、想像はついていたが、洋一のほうも途中、瞼を強力な瞬間接着剤で二重にしたので、それなりの美女に出来上がっていた。
ただ、早紀は160cmと小柄だが洋一の180cmはおおきすぎる。でも今日だけだからと紗希もあきらめていた。

身支度を終えた三人は町の繁華街に向かっていた。もう夕方で薄暗くなり始めていた。
洋一はハーフロングのコート、早紀はデニム地のジャケットだった。
靴も紗希の見立てだったが早紀のほうはやや高いパンプスを、洋一には悪戯心が湧いて10cmのハイヒールだった。大きい上に更なるハイヒールで190cmをこえる大女になっていた。
こつこつとパンプスの音がまばらになっている。ときどき、ガーという音も聞こえる。
洋一の足の運びが悪いときに鳴らす音だった。
しかし、こんな大きなサイズの靴などあったものだと、洋一は思った。
また洋服にしても同じだった。通常ここまで大きいものはないと思う。
というのも、洋一はつねづね、自分も女装はしてみたいと思っていたが、買うときの恥ずかしさとサイズがない、の両方のため半ば、あきらめていた。
しかし、こうして今女装してみると、その心地よさは格別で病み付きになりそうだった。
だから今外出していることが嬉しくてたまらなかった。

今、洋一の身に着けているものが揃えられているのには訳があった。実は、紗希が持ってきたものだった。
紗希も付き合っているころから、一度は洋一に女装をさせようと思っていた。
そのころから集めたもので、彼女の部屋にはまだまだたくさん置いてあった。
早紀の場合は、突然だったが、このくらいのサイズのものを、揃えるのにそんなの苦労はしない。
また鬘は、紗希が何かあったときのため、常に持ち歩いているもので、こんな風に使うとは思っていなかった。

駅を中心とした繁華街は、土曜日と言うこともあって人が出ていた。
その中を背の大きな女性が歩いていては、やたら目に付く。
食事もまだってこともあったし、どこかにはいることにした。
そばにファミリーレストランがあったが、洋一が人の多いところはいやだと言い出したので、しかたなく、裏通りの高そうなレストランに入ることにした。確かに照明は薄暗く、女装者にはちょうどいい。
紗希が自分のオーダーを選び、メニューを早紀に渡した。しかし早紀はメニューを開こうともしない。
どうしたのかと聞くと、
『ルージュが落ちるから・・・』
という理由だった。後で直し方を教えるからと悟し、注文するように言った。
「博美は・・・」
洋一はこう呼んでくれといった。“博美”とは初恋の女性だったらしい。
「わたしは・・・・☓○△・・・」
女言葉がまだ様になっていないが、なんとか女性らしくしようとしているところがいじらしい。
早紀のほうは、他人の目が気になるらしくうつむいたままだった。紗希にもそんなころがあった。
紗希と博美はたわいもない会話をしながら、食事を取っていたが、ぽつぽつと早紀のほうも話に入ってくるようになっていた。紗希は博美に服のことを話すと、やっぱりという顔をし、さらに残りも欲しいと言い出した。
あっけにとられた紗希だったがサイズ違いの服が自分のところに合っても仕方ないと思い、送ることを約束した。

その日紗希は泊まることにした。そうなると早紀のほうも、泊まると言い出した。
紗希も別にセックスが目的ではないので、いやな顔もしなかった。
また、博美と二人きりでは間がもてないことも分かっていた。
博美の部屋に戻り、紗希は化粧を落とし、日課であるスキンケアをしていた。
二人は元の戻るのがもったいないらしく、このままでいると言い出していた。
当たり前に女装をしている紗希にも、その気持ちは十分理解できた。

シャワーも浴び、博美に借りた大きなTシャツにノーブラで、二人の前に座った紗希は、やはり早紀と博美の出会いを聞かずに入られなかった。自分の場合は痴漢行為からだったことを告げてから。
そのとき早紀が目を丸くした。そして、
「・・・わたしも・・・一ヶ月くらい、毎日・・・」
「一ヶ月?・・・毎日?・・・成長してないのね・・・」
「・・・・・」
「黙っちゃった・・・」
紗希も早紀もくすくす笑い出していた。さらに紗希は、
「じゃあ、わたしをしょっちゅう、触ってたの、博美、あなたなの?」
紗希の詰問に博美は、こっくり頷いた。
「あきれた・・・」
「あの・・・紗希さんは、いつごろから・・・・」
「こんな格好?・・」

「中学一年のときから」
それから紗希は、二人に問われるまま、答え、また女装に必要なことや注意すべき点などを話した。
化粧法や服の選び方、肌の手入れ、女性ホルモンの注意点などなど、知っていることは何でも教えた。
そんなことを話し込んでいるうちに、夜が明けてしまった。
明け方から昼ごろまで、睡眠を取った三人は、お腹のすいたことに気付き、ご飯を食べに外に出た。
紗希はこのまま帰るつもりだった。帰る前ということもって、化粧を始めたが、早紀の視線が妙に熱い。
そこで、「早紀ちゃんもする?」と聞くと、やはり、彼女も女装で外出したいらしい。
今度は、見本ではないが、紗希がきちんと、顔を作り上げた。
博美のほうは昼間ということもあって、辞退したが、やはり、羨望の眼差しは、早紀同様だった。

寝る前の洗い、干しておいた下着はまだ生乾きだったが、かまわず身につけ、服装のほうは、紗希と同じサイズだったので交換することにした。ただ、紗希と早紀のスカートのウエストのサイズが合わず、早紀は苦労したが、紗希が持っていた、コルセットでウエストを絞り込み、何とか穿きこなした。
なぜ紗希がコルセットなんか持っているのかというと、外食するときに、おいしさのあまり、食べ過ぎないようこれを着け、食事制限をするのだった。
だから昨夜も、オーダーしたあと、料理が出てくるまえにトイレに行き内緒で身に着けて来たのだった。
紗希のウエストは、58cm、早紀は65cm、7cmの違いだが、コルセットは55cmのサイズだったので、今の早紀にはかなり苦しいはずだった。そのくらいのサイズにしても、60cmになってしまう。
紗希には平気でも、早紀には、耐え難いものにはずだが、平静を装っていた。
しかし食事はさすがに、かなり食べ残した。今の状態で食べられるわけがなかった。

会計係の洋一に申し訳なさそうな顔をして、あやまっていた。洋一は笑いながら、
「いいんだよ・・・でもそれを着けて、お腹一杯食べられるようになるといいね」
などと、優しい言葉を掛けていた。また早紀のほうも、昨夜の話の中で、紗希がウエストを細くするため、肋骨を取った話をしたとき、自分もいつかしようと思った。また、整形も、試してみようと。
しかし、紗希は彼女に、肌の手入れさえしっかりすれば、あなたには必要ないといってくれた。
確かに早紀に顔は女性っぽく、幼いころから、“おかま”と馬鹿にされていた。
別にそれが原因で女装に憧れた訳ではないが、洋一に誘われ、興味本位に性交渉をもったが、抱かれれば抱かれるほど、女性になりたいと思うようになっていった。

奇妙な形で紗希と知り合ったが、この際、綺麗になるためなんでも吸収しようと思っていた。
化粧品やそのための女装用品を買うときも、店員に聞けばいいのだが、紗希のほうが詳しかった。
洋服のときもそうだった。こんな田舎町では、たいしたものを置いた店はなかったが、その中でもちゃんと紗希は自分にあったものを選んでくれた。
紗希を駅で見送ったあと、たくさんの買い物袋を抱えた早紀は、洋一に、
「ごめんなさい、先生・・・随分、お金、つかったでしょ・・」
「いいや・・・あいつ、買い物の天才だな・・これだけで○○○だ・・・」
それでも早紀にとっては大金だった。しかし自分のため、こんな散在をしてくれた洋一に感謝していた。

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megumi2001

Author:megumi2001
仕事・家事・執筆・・・・忙しく動いています
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